benri.jp
benri.jp

便利ジャパン

JLPT N1 文法「(に)したところで」

「~という立場の人にしても」「たとえ~という条件であっても」という意味です。有利な条件や高い地位にある人を引き合いに出しても、結局は(同じように)難しい、あるいは結果は変わらないという否定的な見通しを述べるときに使われます。

JLPTレベル:N1
文法項目:(に)したところで
関連問題:1

代表例題

ベテランの社員(  )、この新しいシステムを使いこなすのは容易ではないだろう。

選択肢

  1. 反面
  2. といってもいい
  3. と思いきや
  4. にしたところで

正解:4

解説

【接続】

名詞 / 動詞普通形 + (に)したところで

【意味】

「~という立場の人にしても」「たとえ~という条件であっても」という意味です。有利な条件や高い地位にある人を引き合いに出しても、結局は(同じように)難しい、あるいは結果は変わらないという否定的な見通しを述べるときに使われます。

【解説・使い分け】

1.「~にしても」に近い意味ですが、より強い強調を含み、特に「~であってもどうしようもない」という絶望感や限界を強調する傾向があります。2. 話し手が客観的に見て、どの側面から見ても結論は同じであることを強調します。3. 第三者の立場や条件を仮定する文脈で多用されます。

【例文】

1. 監督にしたところで、今回の負けを完全に予想していたわけではない。
2. どんなに注意したところで、事故を100パーセント防ぐことは難しい。

【本問題の解説】

「ベテラン社員」という有利な立場の人を例に挙げても、新システムの習得は「容易ではない」という否定的な結論が変わらないことを述べているため、「にしたところで」が正解です。

学習ポイント

  • 特別な条件でも結論が覆らないことの強調
  • 消極的・限定的なニュアンス
  • 困難さの程度を際立たせるための逆接的例示

FAQ

    • q: 形容詞にも付きますか?
    • a: 動詞の普通形か名詞に付くのが一般的です。形容詞の場合は「~にしても」を使うか、名詞化して接続することが多いです。