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JLPT N1 文法「~んがため(に)」

「~するという大きな目的を達成するために」という意味です。並大抵ではない努力や犠牲を払って、ある目的を果たそうとする強い意志を強調します。非常に硬い文章語です。

JLPTレベル:N1
文法項目:~んがため(に)
関連問題:1

代表例題

自分の夢を実現(  )、彼は私財をすべて投げ打って渡米した。

選択肢

  1. に足るべく
  2. にしたところで
  3. せんがために
  4. してはかなわず

正解:3

解説

【接続】

動詞の未然形 + んがため(に)。※「する」は「せんがため」となる。

【意味】

「~するという大きな目的を達成するために」という意味です。並大抵ではない努力や犠牲を払って、ある目的を果たそうとする強い意志を強調します。非常に硬い文章語です。

【解説・使い分け】

1. 目的の重大性:個人的な野心、社会的な正義、あるいは生死に関わるような重いテーマに使われ、日常的な些細な目的には使われません。2. 文語的響き:文語の助動詞「む」の連用形「ん」を用いた表現で、格調高い響きがあります。3.「~ために」に比べ、その目的達成のために「不退転の決意で臨む」という主観的な強調が加わります。

【例文】

1. 彼は真実を明らかにせんがために、生涯をかけて調査を続けた。
2. 難民を救わんがため、彼女は世界中を飛び回っている。

【本問題の解説】

「夢の実現」という大きな人生の目標のために、「私財を投げ打つ」という大きな代償を払っている文脈であるため、「んがため」が最適です。サ変動詞「実現する」の未然形に接続する「実現せんがために」が正しい形です。

学習ポイント

  • 重大な目的達成のための決死の覚悟の提示
  • 格調高い書き言葉(文語的表現)
  • 「する」が「せん」になる接続に注意

FAQ

    • q: 口語で使われますか?
    • a: ほとんど使われません。演説や論文、小説などの格調高い場面に限定されます。日常的な会話では「~ために」を使います。