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JLPT N1 文法「~どころか」

「~という程度ではなく、実際はもっと(ひどい)状態だ」という意味です。前の事柄を強く否定し、それとは大きくかけ離れた、より極端な事態であることを強調します。

JLPTレベル:N1
文法項目:~どころか
関連問題:1

代表例題

彼女はフランス語が話せる(  )、一度もフランスへ行ったことさえない。

選択肢

  1. ないまでも
  2. とはいうものの
  3. といったところだ
  4. ~どころか

正解:4

解説

【接続】

名詞 / 動詞・形容詞の普通形 + どころか

【意味】

「~という程度ではなく、実際はもっと(ひどい)状態だ」という意味です。前の事柄を強く否定し、それとは大きくかけ離れた、より極端な事態であることを強調します。

【解説・使い分け】

1. 予想や期待を大きく裏切る、逆の結果になる際に使われます。2. 後ろの文には「さえ」「すら」「まで」などの強調の言葉が来ることが多いです。3.「~はおろか」に似ていますが、「どころか」は「Aではなく、実は(正反対の)Bだ」という対比の勢いがより強くなります。4. ほとんどの場合、望ましくない事態の強調に使われます。

【例文】

1. 貯金が増えるどころか、借金がますます増えてしまった。
2. 彼は自分の名前どころか、住所さえも満足に言えない状態だ。

【本問題の解説】

「フランス語が話せる」という予想や前提を根底から否定し、実際には「一度も行ったことさえない」という正反対の極端な事実を提示しているため、「どころか」が最適です。

学習ポイント

  • 前項の強い否定と極端な後項の提示
  • 「さえ」「すら」などの副詞との呼応
  • 期待・予想に反する結果への驚き

FAQ

    • q: 良いことに使えますか?
    • a: はい。多くは悪いことに使われますが、「病気が治るどころか、以前より元気になった」のように、期待以上の良い結果を強調する場合にも使えます。