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JLPT N1 文法「~(する)べくもない」

「~できるはずがない」「~する可能性はまったくない」という意味です。状況から考えて、そのことを期待したり考えたりすることさえ不可能であることを強調します。

JLPTレベル:N1
文法項目:~(する)べくもない
関連問題:1

代表例題

これほどの実力差がある以上、彼に勝つことなど、今は望む(  )。

選択肢

  1. 禁じ得ない
  2. ずにはおかない
  3. べからざる
  4. べくもない

正解:4

解説

【接続】

動詞辞書形 + べくもない

【意味】

「~できるはずがない」「~する可能性はまったくない」という意味です。状況から考えて、そのことを期待したり考えたりすることさえ不可能であることを強調します。

【解説・使い分け】

1. 客観的な状況による不可能性を表す非常に硬い表現です。2.「知るべくもない」「望むべくもない」「想像すべくもない」といった特定の動詞と結びついて慣用的に使われることが多いです。3. 主観的な能力不足ではなく、状況的に「無理だ」と断定する響きがあります。

【例文】

1. 当時の私には、その後、彼が有名人になるとは知るべくもなかった。
2. 貧困にあえぐ子供たちにとって、大学進学など望むべくもなかった。

【本問題の解説】

「実力差がある」という客観的事実から、「勝つことを望む」ということが不可能であることを述べているため、不可能性を強調する「べくもない」が正解です。

学習ポイント

  • 客観的な不可能性の強調
  • 特定の動詞(知る・望む等)との結合が一般的
  • 格調高い書き言葉

FAQ

    • q: 「べくもない」の「べく」の語源は何ですか?
    • a: 文語の助動詞「べし(可能の意)」の連用形です。それが否定の「もない」と結びつき、「できるわけがない」という意味になりました。