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JLPT N1 文法「~だに」

「~するだけでも」「~さえしない」という意味で、ある動作(想像する、考える、聞く、夢に見る等)を行うだけで強い感情が引き起こされること、あるいは否定文で「微塵も~ない」という強調を表します。

JLPTレベル:N1
文法項目:~だに
関連問題:1

代表例題

まさか自分がこのような大きな賞をいただけるなんて、夢に(  )思わなかった。

選択肢

  1. すら
  2. ごとき
  3. たりとも
  4. だに

正解:4

解説

【接続】

動詞辞書形 / 名詞 + だに

【意味】

「~するだけでも」「~さえしない」という意味で、ある動作(想像する、考える、聞く、夢に見る等)を行うだけで強い感情が引き起こされること、あるいは否定文で「微塵も~ない」という強調を表します。

【解説・使い分け】

1. 格調高い文章語で、日常会話ではほとんど使われません。2.「想像するだに」「考えるだに」のように、心理的動作を表す特定の語彙と結びつく慣用的な使い方が主です。3.「夢にだに思わない」は「全く予想もしなかった」という意味の決まった言い回しです。

【例文】

1. 科学がこれほど進歩するとは、百年前の人々は想像だにしなかっただろう。
2. その凄惨な光景は、思い出すだに恐ろしい。

【本問題の解説】

「夢にも思わなかった」という強い否定と驚きを強調する定型表現として、「夢にだに思わなかった」が最も適切です。選択肢1「すら」も意味は通りますが、この慣用句では「だに」が優先されます。

学習ポイント

  • 心理語を伴う格調高い文章表現
  • 「~するだけで十分~だ」という強調
  • 慣用句としての「夢にだに思わない」

FAQ

    • q: 「だに」と「すら」の違いは何ですか?
    • a: 「すら」は幅広い名詞に付いて程度を強調しますが、「だに」は「思う」「聞く」「想像する」などの特定の動詞に付いて、その内面的な動作だけで強い反応が出ることを表します。